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院長あいさつ

印刷ページ表示 更新日:2023年5月23日更新

院長写真額前

 

院長 松野 剛

 

 2023年度に入り、それまで猛威を振るっていた新型コロナウィルス感染が下火になってきました。このまま収束することを祈っています。

 済生会今治病院はこの3年間に、新型コロナウィルス感染の重点医療機関として、入院の受け入れ、発熱外来、新型コロナウィルス感染自宅療養患者の診察など、今治医療圏で重要な役割を果たしてきました。
 そのために緩和ケア病棟を閉鎖し、コロナ病棟として運営してきました。緩和ケア病棟入院の対象患者さんには大変ご迷惑をお掛けしました。現在は緩和ケア病棟も、少し入院患者数を制限して運営できています。

 愛媛県のがん登録によると、健診受診や病院受診の抑制も関係してか、がん登録が減っていることが指摘されました。治癒が期待される早期がんの患者数が減少している印象があります。
 当院では、本年度にがん診療に対してはロボット支援手術の導入やリニアック放射線治療装置の更新など、新型コロナウィルス感染のため延期になっていたがん関連の大きな事業を再開しています。新しい機器の導入と活躍が楽しみです。

 がん以外でも、循環器内科と心臓血管外科が関係する、早急の治療が必要な急性冠症候群に対する治療や、総合的な心臓や大血管の診療をスムーズに行うために、心血管センターを設置する準備を進めています。
 また、急性期の脳梗塞治療(t-PA事業)や脳卒中チーム医療などで活性化してきている脳神経外科領域でも、発症より治療までの時間をさらに短縮し、治療の充実なども進めています。

 4月初めに新たに初期研修医5名をはじめ、約20名の新人職員のオリエンテーションを対面で行いました。対面形式ではお互いの熱意や本気度をひしひしと感じることができました。
 本年度より臨床研修センターや院内教育委員会が中心となって、各階層での研修を進めていく予定です。医学生をはじめ医療系の学生さんには当院のホームページやSNSに注意していてください。引き続き優秀な人材の採用を行っていきます。

(令和5年5月)