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リハビリテーション科


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印刷用ページを表示する 更新日:2021年12月24日更新

回復期リハビリテーション病棟とは

済生会今治第二病院では、平成24年7月より回復期リハビリテーション病棟を開設しました。

厚生労働省が設けている基準(下記表参照)に当てはまる患者様がリハビリテーションを目的として入院されひとり、一人にあった目標を立て日常生活に出来る限りご自分の力で行えるように、心身機能・日常生活活動能力の向上を支援し、麻痺の改善・筋力強化・歩行訓練・言語訓練・嚥下機能訓練等の集中的なリハビリテーションを進めていきます。そして、患者様・ご家族様がより安心して自宅や地域生活に戻れるよう、家庭・社会復帰を支えます。

回復期リハビリテーション病棟とは

脳血管障害や骨折の手術などで急性期病院にて治療を受け、早期に回復期リハビリ病棟に患者様を受け入れ、集中的・専門的なリハビリを実施することで患者様により安心した日常生活に戻れるよう訓練を行う病院です。また、回復期対象の患者様に対して医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、介護福祉士、薬剤師、検査技師、管理栄養士、社会福祉士等がチーム医療のもとに食事、整容、排泄、更衣、歩行などの日常生活動作(Adl)の能力向上による寝たきり防止と家庭・社会復帰も目的としたリハビリテーションを集中的に行っています。

回復期リハビリテーション病棟のイメージ画像1回復期リハビリテーション病棟のイメージ画像2

当院では、脳血管疾患、大腿骨頸部骨折の地域連携パスを運用することで、今治市内の急性期、維持期の病院とネットワークを結び、回復期リハビリテーション病棟への入院、または退院した後の継続した治療、支援の提供が出来るように努めています。

回復期リハビリテーション病棟の対象患者と期間

回復期リハビリテーション病棟への入院には決められた病名とその状態によって入院期間が設定されています。

疾患

入院の上限

脳血管疾患・脊髄損傷・頭部外傷・くも膜下出血のシャント術後・脳腫瘍・脳炎・急性脳症・脊髄炎・多発性神経炎・多発性硬化症、腕神経叢損傷等の発症後若しくは術後の状態または義肢装着訓練を要する状態

150日以内

高次脳機能障害を伴った重症脳血管障害、重度の頚髄損傷および頭部外傷を含む多部位損傷

180日以内

大腿骨・骨盤・脊椎・股関節若しくは膝関節の骨折または2肢以上の多発骨折の発症後または術後の状態

90日以内

大腿骨・骨盤・脊椎・股関節または膝関節の神経・筋または靱帯損傷後の状態

60日以内

外科手術または肺炎等の治療時の安静により廃用症候群を有しており、手術後または発症後の状態 90日以内

股関節または膝関節の置換術後の状態

90日以内

入院できる期間は、疾患や病傷名によって日数が決められています。実際には患者様の状態や希望、退院先の状況によりそれぞれ異なるためカンファレンスと呼ばれる会議を定期的に開催し、他職種の意見をもとに回復状況を確認し必要とする入院期間を調整しています。

入院から退院までの流れ

入院・リハビリテーション開始

医師が患者に説明している画像リハビリをしている画像

矢印の画像1

入院後、医師より入院期間を含めた今後の予定について、患者様・ご家族様にご説明します。

入院当日より理学療法士・作業療法士・言語聴覚士による評価、訓練プログラムを作成し、個別リハビリテーションや看護師・介護士による生活の中での訓練を開始いたします。

 

カンファレンス(会議)の実施

カンファレンスの画像

カンファレンスの写真

患者様の日常生活の状態・患者様の希望等を全職種が理解し、自宅訪問に向けた目標設定等を行っています。その後、1ヶ月毎に目標を見直し、大まかな退院日を設定。在宅復帰が可能か検討します。

病棟ミーティングの写真

矢印の画像2

また、当院では週1回病棟ミーティングと呼ばれるミニカンファレンスを実施しており、個々の入院患者様の日常生活動作の自立に向けてスタッフ全体で介助方法の統一、検討をしています。

 

リハビリ総合実施計画書説明

カンファレンス実施後、医師・担当スタッフより「総合実施計画書」のご説明させていただき、今後の方向性について患者様・ご家族様のご意見を伺いながら共通の目標を決定します。

社会保険制度の申請

必要日応じて社会保険制度(介護保険、身障手帳等)の申請の手続き及びご相談・ケアマネージャー・各種施設・サービス等の紹介も承ります。

社会保険制度の申請の画像

  矢印の画像3                    矢印の画像4

自宅に退院する場合    病院へ転院・施設へ入所する場合

 

自宅に退院する場合

自宅訪問実施

自宅訪問の写真

当院に入院して1週間以内または退院予定の1~2ヶ月前を目安にスタッフが自宅訪問を実施させていただきます。患者様・ご家族様と共に住居・生活環境について協議し、福祉用具の検討・住宅改修の助言、退院後の生活における注意点や介助方法の説明などをさせていただきます。

自宅訪問の流れ家の画像

 

  1. 自宅に伺う
  2. 患者様自身の生活動線を確認する
  3. 許可を得て、室内の写真や動画などを撮影し、高さや長さ等を測定する
  4. 手すりの位置や福祉用具の選定を行い、ご本人様・ご家族様やケアマネージャーに提案する
  5. ご本人様・ご家族様納得の上、業者等に依頼し手すり等を設置する

家庭訪問後には、患者様の住宅環境に合わせて院内で訓練を行っていきます。

例えば段差昇降訓練や居室からトイレの移動、提案させて頂いた福祉用具の使用訓練なども行い、患者様の自立度を可能な限り高めていきます。また退院後、リハビリスタッフが自宅に伺えない場合でも担当ケアマネージャーを通じて住宅環境の情報をいただき、その人の能力を最大限に引き出せる様、ご自宅に少し手を加える検討や提案もさせていただいています。

場合によっては住宅改修が不可能な場合もあると思います。その場合はレンタルできる手すりや、その他の福祉用具もございますのでお気軽にご相談ください。

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外出・外泊訓練

杖をつくおばあさんの画像 車椅子のおばあさんの画像

環境が整い、退院予定が決定しましたら外出・外泊訓練を実施し、実際のご自宅の環境に慣れる為の練習を行っていきます。この際に困難な動作や不便な点等がございましたら退院までの期間に改善方法、動作訓練等を実施します。また、ご家族様にも入院中や退院後の患者様の介助の仕方についてもご説明します。退院前には薬剤師による服薬指導や管理栄養士による栄養指導も行います。

矢印の画像7

自宅退院の画像

 

病院へ転院・施設へ入所する場合

転院(所)先申し込み

継続して治療・療養が必要な場合には他院・施設の紹介、入院(所)の申し込みをさせていただきます。

転院・施設入所の画像

矢印の画像8

転院・施設入所

当院のリハビリテーション科について

リハビリテーション科の写真1リハビリテーション科の写真2リハビリテーション科の写真3

施設基準

  • 回復期リハビリテーション病棟(30床)
  • 脳血管疾患等リハビリテーショ料(1)
  • 運動器疾患リハビリテーション料(1)
  • 休日リハビリテーション提供体制

スタッフの写真

当院のリハビリテーション科では理学療法士17名、作業療法士11名、言語聴覚士2名の総勢30名が所属しており、日曜、祝日も入院患者様に回復期リハビリを提供できるように、365日リハ体制を整えています。また、その他にも外来リハビリを始め、デイケア・訪問リハビリ等の在宅リハビリも実施しています。今治市リハビリテーション活動支援事業にも積極的に参加したり、済生会今治病院等への人事交流を行ったり、多方面にわたり知識や経験を深め、リハビリを通じて地域貢献できるよう日々研鑽しています。

当院ではこれからもより充実したリハビリテーションサービスが提供できるようにスタッフ一同頑張って参ります。

スタッフ画像

理学療法(Physical Therapy)

理学療法の写真理学療法では主に下肢や体幹の機能障害(筋力低下・麻痺・可動域制限・痛みなど)によって生じた、座る、立つ、歩くなどの能力低下に対して訓練や治療を行います。主な対象疾患は脳血管疾患(脳梗塞・脳出血等)や大腿骨頸部骨折、人工関節置換術の患者様を多く治療・訓練をしています。

 

ゆとりのある理学療法室で充実したリハビリの実施

理学療法室では、それぞれの疾患に合わせて、関節可動域訓練や筋力増強訓練・神経筋促通訓練などの徒手療法や、トレッドミル・起立台・自転車エルゴメーター・Nustepなどの器具での訓練も実施しています。

理学療法室の写真

免荷式歩行リフト(Popo)

リフト機能で安全に立ち上がり、免荷機能で負担を軽減して歩行ができます。転倒するリスクを軽減し、安心して、意欲的に歩行訓練に取り組むことができる機械を導入しています。

免荷式歩行リフトの写真

<メリット>

  • 脳血管障害による麻痺や荷重制限のある方への立位・歩行訓練が容易

免荷式歩行リフトの写真2免荷式歩行リフトの写真3

装具の充実を図り、症状に合わせた訓練

患者様の症状に合わせ装具を使用し立位・歩行訓練を行っています。装具の種類も幅広く取りそろえ、装具の選定に活かしています。また、義肢装具士と連携を図りながら患者様に適した装具の作製も検討させて頂いています。

装具の写真1装具の写真2

作業療法(Occupational Therapy)

作業療法の写真脳血管障害や手の骨折、脊髄損傷などの病気で上肢や手指の細かい動作が出来なくなると食事、整容、更衣、排泄、家事動作といった日常生活に支障をきたします。作業療法では作業を通して生活に必要となる機能訓練や認知機能訓練、応用動作訓練などを行っています。作業療法室の中には自宅を想定したキッチンや和室などもあり、退院の為に必要な動作の訓練も行っています。

電気治療を用いた機能訓練

Ives(随意運動介助型電気刺激装置)

脳からの運動指令によって生じる筋肉の活動を電気信号として読み取り、弱まった運動指令を補うように麻痺や筋力低下のある手足に電気刺激を与えます。患者様自身の随意運動を電気の力で介助する治療法です。

Ivesの画像Ivesの画像2

(1)指伸びろ~!!運動指令を送る

(2)装置が運動指令により発生した筋活動電位を読み取る

(3)筋活動電位に比例した電気刺激を出力する。指が伸びた!!!

自助具の選定

自助具の画像

病気などによって身体に何らかの障害を持った方が日常の生活動作をより便利に、容易にできるよう工夫された道具です。これはほんの一部の自助具です。患者の能力を生かし食事、整容、更衣、入浴などが自立できるように患者様の意見をお聞きしながら作業療法士が選定を行います。

入浴 ループ付きタオル

麻痺などで片手が使えない方や腰や股関節が曲がりにくくつま先まで洗えない方にも使用できます。

ループ付きタオルの写真

食事 自助食器、介助箸、介助スプーン

細かな動作や握力が弱い方にも使用できます。

自助食器、介助箸、介助スプーン

更衣 ソックツエイド

腰や股関節が曲がりにくく靴下が履きずらい方に使用できます。

ソックツエイドの写真

シュミレーターを使用した入浴訓練

入浴訓練の画像入浴動作訓練を行うための設備です。手すりの位置や高さ、浴槽の高さを自由に調整できるため自宅での環境に合わせた動作訓練が実施できます。ご家族指導も行っています。

 

 

シュミレーターの写真

ポータブルスプリングバランサーを使用した上肢機能訓練

上肢機能訓練の写真高位頚髄損傷者の机上動作の補助ができるようにアームの動きで動作を誘導する事により、わずかな力でも自分の意志で動けるように補助します。

調理訓練

調理訓練の写真主婦として役割を担っている方や一人暮らしの方など、退院後、家事を行う方は少なくなりません。脳血管障害や骨折により片手が使いにくくなったでも実際に家事動作が行え、役割が担えるように道具の選定、また手順の確認や火の管理等行えているのか確認しています。

言語聴覚療法(Speech and Language Therapy)

言語聴覚療法の写真主に脳血管疾患後の後遺症による失語症(話す・聞く・読む・書くなどの問題)、構音障害(発音の問題)、摂食・嚥下障害(飲み込みの問題)、高次脳機能障害(注意力や記憶力などの問題)の患者様を対象に訓練を行います。

失語症に対する訓練

失語症に対する訓練の画像1失語症とは脳卒中や頭部外傷などの脳損傷によって、脳の言語中枢が傷つき、聞く・読むなどの言語理解と話す・書くなどの言語表出がともに障害を受け、日常生活に支障をきたします。わかりやすく例えると、ある日突然、外国でわからない言葉を話す人の中へ入ったような感じです。

失語症の種類により症状の現れ方や程度が異なります。

  • 話している事を聞く事や字は読めるが、内容が十分に理解できない
  • 言い間違いが多い、言葉が出てこない
  • 声に出して文字を読むことができない
  • 意味不明な言葉を話す など

それらの障害がある患者様に対し、聞く、話す、読む、書く能力の回復を目指しリハビリを行っています。

また患者様やご家族様に対して症状の説明や接し方などのアドバイスも行っております。

失語症に対する訓練の画像2失語症に対する訓練の画像3

構音障害に対する訓練

構音障害とは唇や舌などの言葉を話すための器官が麻痺などのために動きにくくなることで発音が難しくなる状態です。

  • 呂律が回らない
  • 声がでない
  • 声はでるがはっきりと発音できない
  • 特定の音がでない(特にタ行、ラ行またはパ行、バ行)

顔面・口腔のストレッチや口腔機能訓練、構音訓練を行っています。

構音障害に対する訓練の画像

高次脳機能障害に対する訓練

高次脳機能障害とは脳血管疾患や交通事故などによる脳の損傷が原因で言語や記憶、注意機能や情緒といった認知機能に起こる障害をいいます。高次脳機能は外見からはわかりにくく、気づかれない事が多くあります。また、実際の生活に戻って初めて問題が顕在化する事も少なくありません。当院では画像診断や検査、実際の生活場面でどんな高次脳機能障害があるのか評価を行い、訓練を実施しています。

高次脳機能障害に対する訓練の画像1高次脳機能障害に対する訓練の画像2

摂食嚥下障害に対する訓練

嚥下障害とは・・・

嚥下障害の画像1

(1)先行期

食べ物であると判断します

(2)準備期

食べ物を口で取り込んで、歯で飲み込みやすい硬さになるまで噛みます

嚥下障害の画像2

(3)口腔期

舌を使って食塊を形成し、喉へ送ります

(4)咽頭期

ゴックンと食べ物を飲み込みます

(5)食道期

食塊が胃へ送られます

口の中にある食べ物を飲み込もうとしてから、食道を通り始めるまでにかかる時間は、0.5~1秒程度と言われ、口や舌、喉などは、その間、協調して働いていなければ、うまく飲み込むことはできません。どの部位が障害されても、「うまく食べられない」という摂食嚥下障害が起こり、誤嚥を招く原因となります。

また、食べる機能は加齢の影響によっても変化します。特に喉の筋力の衰えによっては、のど仏(喉頭)が下がってしまい、飲み込んだ時に喉頭が十分に挙がらないようになってきます。そうすると、食べ物が喉に残りやすくなって、誤嚥を起こしやすくなります。

当院では嚥下内視鏡検査や実際の食事場面などで、嚥下中のどこに問題があるのか評価を行い、訓練を実施していきます。

誤嚥とはの画像

誤嚥とは、本来は食道を通って胃の中に入る食べ物が、誤って気管内に入ることです。そして、誤嚥性肺炎とは誤嚥に引き続いて発症する肺炎のことを言います。

検査後は以下のような点について言語聴覚士から助言や指導をさせていただいています。

  1. 食事の形態
  2. 食事前の対応(嚥下体操、口腔ケア、食事の意識付け)
  3. 食事中の姿勢や介助方法について
  4. 嚥下機能の強化する自主訓練

検査で異常があった場合、さまざまなリハビリが受けられる場合がありますのでご相談ください。

嚥下内視鏡検査とは・・・

嚥下内視鏡検査の画像当院では嚥下(飲み込み)機能について内視鏡検査で評価を行っています。検査では約3mmの内視鏡を鼻から挿入し、声を出している時や食べ物を食べている時の喉の状態をカメラで確認する事ができます。この検査をもとに飲み込みの状態を把握して、食べ物をやわらかくした方が良いか、水分にとろみが必要かなど、それぞれの患者様に合った食形態や食事の方法を助言させていただき、高齢になられてもいつまでも口から食べられるように支援しています。

回復期リハビリテーション病棟の様子

小森さんのとある1日

小森さんの写真

6時00分 起床・洗面・着替え等

8時00分 朝食・歯磨き・朝の体操

10時00分 リハビリ(理学療法)

11時00分 入浴

12時00分 昼食・歯磨き

 

6時00分 起床

起床の写真

今日も頑張るぞ!

矢印の画像

8時00分 朝食・朝の体操

朝食・朝の体操の写真

矢印の画像

10時00分 リハビリ(理学療法)

リハビリ(理学療法)の画像1

リハビリ(理学療法)の画像2

リハビリ(理学療法)の画像3

矢印の画像

11時00分 入浴

入浴の画像

矢印の画像

13時00分 リハビリ(言語療法)

リハビリ(言語療法)の画像

矢印の画像

14時00分 リハビリ(作業療法)

リハビリ(作業療法)

矢印の画像

16時00分 病棟訓練

病棟訓練の画像1病棟訓練の画像2

矢印の画像

21時00分 消灯

消灯の画像

明日も頑張るぞ

院外での活動

今治育成園へ訪問しています

済生会の特色の一つである「なでしこプラン」を育成園の入所者の方々に実施しています。

この「なでしこプラン」とは障害者や高齢者・生活困窮者などに医療・福祉サービスを通じて支援するための済生会独自の事業です。

育成園の現状としては、施設特性上、リハビリのサービスを受け入れられていない方がほとんどです。また、入所者の高齢化に伴い、日常生活活動に支障を感じている方が徐々に増えてきている状態です。そのことに対して育成園の職員の方は、何か対策はないかと心を痛め、当院に相談がありました。

そこで当院の療法士が育成園を訪問し、職員の方にお話を伺いながら、入所者の機能評価を行い、リハビリや生活上でのアドバイスを行っています。また、入所者の方に対してリハビリを行い、職員が簡単に継続して行えるような体操も紹介しています。

今治育成園の写真1今治育成園の写真2
今治育成園の写真3今治育成園の写真4今治育成園の写真5

最初は入所者の方も思うように身体を動かせなかったりしていましたが、次第に慣れてきたのかリハビリを心待ちにして頂けるようになりました。生活場面においても「きれいに歩けだしたので外出したい」といった、意欲の向上なども見られるようになり、職員からも「こんなことも出来るんだ、諦めていた事が改善するんだ」といった声も頂きました。

今後もこのような機会があれば、地域の方々との交流を図りながら、その人達にあったリハビリを提供できればと考えています。これからも、様々な取組みを通じ、済生会の本来の役割である「施薬救療」の精神を大切にしていきます。

学会発表や勉強会にも参加しています

当院では知識や技術のスキルアップのため、県内外で行われている学会・研究大会での症例や研究発表、勉強会にも参加しています。

学会発表や勉強会の写真

今治市の介護予防事業にも参加しています

その1つとして今治市民の皆さんの健康維持、改善を目的として毎年クアハウスで開催されている健康セミナーにおいて「姿勢改善で動かしやすい身体へ」というテーマで姿勢を支える筋について講演しました。

今治市の介護予防事業の写真1今治市の介護予防事業の写真2

姿勢を支える筋の説明や、筋の鍛え方などを実演しながら笑いも交え、楽しい講演をなりました!!

これからも地域の皆さんの健康維持・改善の手助けを、リハビリを通して行って頂けるように今治市の介護予防事業等にも積極的に協力していきます。

退院後のケア

外来通院リハビリ

外来通院リハビリの画像

退院後もリハビリテーションが必要な患者様には、通院によるリハビリテーションを行っています。

時間 月曜日~金曜日  8時30分~12時00分 13時00分~17時00分

  • リハビリテーションを利用するには、当院の医師の診察が必要です。
  • 診療報酬規定上、十分な外来通院はできない場合がございます。
  • 毎週決まった日時にお越し頂くようになります。
  • 出来る限り待ち時間のないように配慮いたしておりますが、お待ち頂く事がありますのでご了承ください。

患者様で介護保険認定を受けられた方はリハビリ期限を過ぎた場合は、外来リハビリを継続できません

「リハビリ期限」

  • 脳血管疾患:発症後180日         
  • 運動器疾患:発症後150日         
  • 回復期リハビリテーション病棟退棟後3ヶ月

訪問リハビリテーション

訪問リハビリ

引き続きリハビリが必要な方で当院への通院な困難な方に対しては病院の療法士が自宅でのリハビリを実施しています。(詳しくは訪問リハビリのページ参照

【時間】

 月曜日~金曜日 8時30分~17時00分

【訪問地域】

 今治市(島しょ部を含む)

  • 主治医は自宅での訪問リハビリが必要であると認めた要介護者・要支援者または医療保険受給者が主な対象になります。
  • リハビリ内容は、利用者様の状態や希望、生活環境等によって異なります。
  • 頻度・曜日・時間は要相談となります。
  • ケアマネジャーを窓口とし、ご依頼・ご相談を承ります。

通所リハビリテーション

詳しくは通所リハビリテーションのページ参照。

訪問看護

詳しくは訪問看護ステーションのページ参照。