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CT肺がん検診

印刷ページ表示 更新日:2019年4月15日更新

■はじめに

日本では平成10年より肺癌が癌死亡の第1位となりました。肺癌が治りにくい理由の一つとして、進行するまで症状が出にくく、早期発見が難しいことが挙げられます。見つかったときには手遅れであることも少なくありません。その一方で早期肺癌の段階で見つかった人は適切な治療により根治できる割合が高いのも事実です。

■なぜCT検診なのか

CT検診では胸部単純X線検査し以下のような利点があります。

  • a. 直径数ミリの小さい病変でも明瞭に描出できる。
  • b. 死角はほとんどありません。正常の構造物を病変と誤認することもまずありません。
  • c. 肺癌の他、肺気腫、炎症、肺以外の病変、大動脈瘤なども明確に診断できます。

したがって,CT検診は、特に小さな早期肺癌を発見するのに適しているといえます。

肺がん画像1肺がん画像2
      横切り断面像          正面からみた縦切り断面像  

肺がん画像3
横からみた縦切り断面像
 
このように直径1センチ未満の小さな肺癌も明瞭に描出されます。

■CTでの検診を受けていただきたい方

  • ◇喫煙者の方
  • ◇男女を問わず、50歳以上の方
  • ◇血痰や頑固な咳などの症状がある方
  • ◇肺癌が心配な方

■当院でのCT検診の特徴、検診の実際

  • a. 当院では検診に最新型マルチスライスCTを使用します。
    マルチスライスCTは検出器が複数備えており、従来のCTと比べてより早く、より詳細な画像が撮影できます。一呼吸息を止めていただく間に肺全体の詳細な撮影が可能です。
  • b. 低被曝モードで撮影します。
  • c. 撮影後ただちに、放射線科医が仮の診断結果をお伝えします。正式なご報告は、後日、他の検診結果と一緒に文書にてお伝えします。→報告書
    精密検査ないし経過観察が必要と考えられた場合は担当医を御紹介いたします。当院以外の医療機関での精密検査を希望される場合には紹介状も作成いたします。

マルチスライスCT画像

■おしまいに

CT検診では直径数ミリの非常に小さい病変も見つかりますが、非常に小さな病変の場合、癌なのか、その他の良性の病変なのか、診断が難しい場合もあります。
このような場合、しばらく経過を見る必要が生じることがあります。当院では検診後の定期的経過観察も含めまじめに取り組んでいきたいと考えております。  

  • ◇通常健診のオプションとして受付けております。
  • ◇CT検診単独でも受付けております。
  • ◇喫煙者の方は喀痰細胞診も合わせて受けて頂くことをお勧めします。
  • ◇健診当日の申し込みでも対応可能です。

お問い合わせ、お申し込みは済生会今治病院 健診センターまで  TEL: (0898) 47-6034 (直通)
なお、当日のお申し込みは健診センター窓口に直接、お申し出下さい。