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遅めの夏休みをいただき、10月初めに支笏湖を訪れました。
湖畔の木々は少し色づき始めており、秋の訪れを感じる穏やかな風景が広がっていました。済んだ空気と静寂の中で、心身ともにリフレッシュすることができました。支笏湖ビジターセンターでは、湖の成り立ちや、貯水量が全国第2位であることなど、支笏湖の特徴を学ぶことができました。
また、千歳さけますの森情報館では、さけの一生やふ化放流事業の歴史について知ることができ、実際にこの施設から千歳川へ放流されていることも紹介されていました。北海道のさけの遡上は9月から10月初めがピークとのことですが、今年は海水温の上昇に加え、さけの稚魚の天敵であるサバの増加、さらにアザラシによる捕食などの影響で、遡上数が減っているようです。自然環境の変化が、さけの生態にも大きく影響していることを痛感しました。
宿泊は、純和風のホテルでしたが、最近のインバウンド需要の高まりを反映してか、従業員の方々はすべてアジア系の外国人スタッフでした。丁寧な対応には感謝しつつも、少し違和感を覚えました。日本文化を体験するホテルにおいて、スタッフ構成の変化がもたらす雰囲気の違いについても考えさせられる滞在となりました。
済生会今治第二病院
院長 松浦 文三
(支笏湖畔で)
(支笏湖ビジネスセンターで)
(千歳さけますの森 情報館で)