ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 済生会今治第二病院 > 【コラム】大阪・関西万博2025に行ってきました。

【コラム】大阪・関西万博2025に行ってきました。


本文

印刷用ページを表示する 更新日:2025年9月30日更新

 大阪・関西万博2025は、「いのち輝く未来社会のデザイン」というテーマのもと、医療・健康・福祉が多層的に織り込まれていて、会場の随所にその哲学が感じられました。

医療関連の直接のイベントとしては、以下のようなパビリオンがありました。
1. 予防医療、遠隔診療、個別化医療の未来像を体験する大阪ヘルスケアパビリオン「Nest for REBORN」
2. 医療技術の社会実装、共生社会の啓発、健康格差の是正をテーマにしたHEALTH DESIGN 「輝き、生きる ~Live Brighter~」
3. 臨床現場と産業界の橋渡し、国際医療技術交流の促進を目的とした「Japan Health」 (医療機器・ヘルスケア総合展示会)
残念ながら、時間の都合でこれらのパビリオンには入場できませんでした。

 一方、三菱未来館には幸いにも入場することができました。このパビリオンのテーマは、「いのち輝く地球を未来に繋ぐ」でした。展示「命の始まり、命の広がり、命の未来」では、深海から地上、火星までを「JOURNEY TO LIFE」号に乗って巡り、生命の起源と未来、生命のつながりや軌跡を体験する時間となりました。私にとっては初めての万博体験でしたが、妻は55年前にも三菱未来館を訪れており、当時の先端技術を駆使した先進的な体験に胸を躍らせたそうです。
ドイツ館のテーマ「わ! ドイツ(Wa! Germany)」は、直接的な「医療展示」ではありませんでしたが、「循環型都市とウェルビーイング」、循環型農業「CUBES」、そして「AIの医療分野への応用」など、未来社会に通じる内容が盛り込まれていました。
日本館では、「いのちと、いのちの、あいだに」をテーマに、人間や自然、モノやシステムなど、すべての「いのち」が互いに関係し合い、循環しながら存在していることを体感できました。

 大阪・関西万博2025は、残りあと1か月を切りました。会期末を控え、国内外から多くの来場者があり、入場するのも、予約を取ったり長時間待ったりで大変でしたが、どのような立場の人にとっても、何かを感じる機会になっていると思いました。私自身にとっても、非常に価値ある経験となり、訪れて良かったと感じています。

済生会今治第二病院
 院長 松浦 文三

 

コラム1 (三菱未来館の前で)

コラム2 (ドイツ館の中で)

コラム3 (日本館のテーマ)