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【コラム】全国済生会院長会総会へ出席してきました。


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印刷用ページを表示する 更新日:2026年6月5日更新

 2026年5月29日(金)、群馬県高崎市で開催された全国済生会院長会総会に出席してきました。今回は、済生会前橋病院が当番世話人施設を務められました。

 冒頭、炭谷理事長より、2025年度の全国済生会の経営状況について報告があり、前年度比で約500億円の改善がみられ、全体の44%の施設が黒字であったとの説明がありました。続いて、三角全国済生会病院長会 会長からは、「群馬県を訪れると1985年8月の日本航空機事故を思い出す。日本航空は経営破綻を経験したが、安全運航への思いは常に変わらない。」とのご挨拶があり、医療における安全意識の重要性を改めて感じさせられる内容でした。

特別講演では、群馬大学総合外科学講座主任教授であり、群馬大学大学院医学系研究科長/医学部長、日本消化器外科学会理事長でもある調 憲先生より、「私が歩んだ消化器外科-これまでとそこから見える近未来」と題したご講演がありました。2014年の群馬大学 肝胆膵外科での医療事故後に九州大学から群馬大学 肝胆膵外科教授に就任されて以来、医療安全の意識改革、臨床の質向上、人材育成にどのように取り組まれてきたか、具体的な実践が紹介されました。また、消化器外科学会理事長として描く、これからの消化器外科医の展望についても示されました。そして講演の最後には、「The darkest hour is just before the dawn (夜明け前が最も暗い。今暗闇の中にいると感じるなら、大丈夫、必ず明るい未来が待っている)」という力強いメッセージをいただきました。

当院は黒字経営を維持しているものの、決して余裕がある状況ではありません。さらに、東欧、中東、東アジア、米国など国際情勢も不透明さを増しています。そのような中にあっても、患者さん、利用者さん第一の姿勢を忘れず、医療・福祉を着実に提供してゆくことの大切さを改めて感じた一日となりました。

済生会今治第二病院
 院長 松浦 文三

群馬県高崎市