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1月30日から2月1日にかけて、雪景色の京都国際会議場で開催された第29回日本病態栄養学会年次学術集会に参加し、「肥満症治療専門外来の開設にあたって」の演題で発表を行いました。肥満症の治療は、食事・運動療法を基本にして、十分な減量効果が得られない場合は、肥満症治療薬の使用や手術療法が必要になります。現在、肥満症治療薬は学会の認定教育施設でのみ使用が認められています。当院は、今治地区で初めて糖尿病学会認定教育施設の認定を取得し、2025年10月から肥満症治療薬を用いた治療が可能となりました。
発表では、
といった内容を共有しました。
会場からは、外来運営の具体的な工夫や治療プログラムの実際、保険診療との整合性など、多岐にわたる質問をいただき、肥満症医療への関心の高まりを強く感じました。
今年の学術集会では、例年にも増して「肥満症」をテーマとしたセッションが多く、国内における肥満症診療の重要性が一層高まっていることを感じました。また、頭部外傷・脳卒中・大腿骨頸部骨折の周術期栄養管理、回復期リハビリテーション病棟における栄養介入など、当院の診療領域と密接に関連するセッションも多数あり、日常診療に直結する知見を得ることができました。
私は現在、日本病態栄養学会四国支部の支部長を務めています。今回得られた議論や学びを支部活動にも還元し、地域の病態栄養学の発展に引き続き尽力してゆきたいと考えています。
済生会今治第二病院
院長 松浦 文三
