地域がん診療連携拠点病院とは
地域がん診療連携拠点病院は、がん対策基本法及び同法の規定に基づく「がん対策推進基本計画」で図られた国のがん対策により、全国どこでも質の高いがん医療を提供することができるよう、都道府県知事の推薦をもとに、厚生労働大臣が指定した病院です。
当院は平成19年(2007年)以来、今治圏域のがん医療の中心的役割を担う「地域がん診療連携拠点病院」の指定を受けています。
また平成30年(2018年)には、「がん診療連携拠点病院等の整備に関する指針」に基づいた指定も受けました。
地域がん診療連携拠点病院の主な役割
- 手術・化学療法・放射線治療など、がんにおける集学的治療を行う。
- 各学会の診療ガイドラインに準ずる標準治療を行う。
- クリニカルパス(クリティカルパス)を整備する。
- 医師・看護師・医療心理に携わる者などを含めたチームによる緩和医療を提供する。
- 集中治療室・無菌室・放射線治療装置などを設置する。
- セカンドオピニオンへの対応体制を整備する。
- 地域の医療機関への診療支援や地域連携クリニカルパスを含めた病病連携・病診連携の体制を整備する。
- 専門的ながん医療に携わる医師・看護師・薬剤師・医療心理に携わる者・診療放射線技師・診療情報管理士などを配置する。
- 主に地域のかかりつけ医師を対象とした早期診断、緩和医療等に関する研修を行う。
- 専任者を配置した相談支援センターを設置する。
- 院内がん登録を実施する。
指定書

がん研修会動画
当院では地域がん診療連携拠点病院として「済生会今治病院がん研修会」を定期的に開催しております。
こちらでは、その研修会の動画を公開していきます。
第1回 肺がんの化学療法
講師:野上尚之 医師(愛媛大学大学院医学系研究科 地域胸部疾患治療学講座 教授)
第2回 肝がん撲滅に向けて
講師:道堯浩二郎 医師(済生会今治第二病院 顧問)