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リハビリ便り

印刷用ページを表示する掲載日:2025年2月1日更新

samusa

 まだまだ厳しい寒さが続いていますが、みなさま いかがお過ごしでしょうか。寒くなるとどうしても身体が縮まってしまい、姿勢が丸くなってしまいがちです。これにより肩凝りや手足の冷え、関節の痛みを感じていませんか?

 今回は良い姿勢について考えてみましょう。

 

 

首・肩周りについて

正常

 背骨を横から見ると、首は前、胸は後ろに 緩やかなカーブを描いています。このカーブが崩れると余計な力が必要となり、筋肉が疲労し凝りにつながってしまいます。

 特に首や肩周りの凝りは、このカーブの崩れが関係していることが多いようです。

      ​

 一般に頭はおよそ 5kgの重さがあると言われ、首はこれを支えています。机での作業やスマホ操作などで前かがみになると、首には正常の約3倍(15kg)の負担がかかると言われています。この姿勢が長く続くと、筋肉のバランスが崩れ、肩凝りや痛み・しびれの可能性が高くなってしまいます。

頸部

 

 これらの症状を予防するためには、(1)姿勢を見直すこと (2)血行を促進すること が重要です。「…疲れが溜まってきたな」と感じる前に、こまめに軽い運動をして、固くなった筋肉をほぐしてあげることが大切です。

 

実際にやってみましょう!

 姿勢を修正し、首や肩周りの血行を促す体操を紹介したいと思います。

[ポイント]

  • リラックスした状態で行いましょう。
  • 正しい姿勢で「痛気持ちいい感覚」を上限に行いましょう。
  • 息まずに、ゆっくりと呼吸しながら行いましょう。

 

★ 肩まわし

katamwasi

  1. 肩に手を当て、肘で円を描くように、ゆっくり肩を回す。腕の付け根からしっかり回す。
  2. 小さい動きから始め、痛みがないか確認しながら徐々に大きく回します。

※ 肩全体の筋肉がほぐれ、上半身のリンパの流れや血行が促進されます。

 

★ 胸反らし                       

胸反らし

  1. 背中を丸めた状態から、両肘を後ろに引いて、肩甲骨を内側へ引き寄せるように胸を張ります。

胸

 

※ 胸の筋肉(上)を伸ばし、背中の筋肉(下)を収縮・強化します。

※ 寒くなるとなってしまいがちな『猫背』を予防します。

 

 

 

 

 

 いかがでしたでしょうか、今回は首・肩周りの凝りについて、姿勢を正すための体操を紹介いたしました。お時間のある時に痛みのない範囲で日常生活の中に取り入れてみましょう。

 これからも定期的に『リハビリ便り』を掲載していきたいと思います。少しのことでも、身体のサビを防ぐことができます。冷えや感染症に注意して、寒い季節を乗り越えていきましょう!

taisou