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遺伝子検査の検査機器

印刷ページ表示 更新日:2021年2月9日更新

検査機器の紹介

PCR反応は、非常に感度が良く、わずかな汚染でも結果に大きな影響を受けるため、操作には注意が必要です。汚染防止対策として操作エリアを個別の遺伝子検査室1と検査室2に区分し、1で核酸抽出、2で核酸増幅・増幅産物の検出を実施しています。

遺伝子検査室1

遺伝子検査室1

バイオハザード対策用クラスⅡキャビネット

バイオハザードを封じ込めるための設備です。HEPAフィルターを通して排気を行い、内部を陰圧に保ち、外部にバイオハザードが拡散しないようになっています。
核酸抽出エリアとして、検体各種の前処理から核酸抽出までをキャビネット内で行います。

クリーンベンチ

環境からの汚染を避けながら無菌操作を行うための設備です。内部を清浄な区域に保つため陽圧になっていて、PCRの試薬調整に利用しています。

遺伝子検査室2

遺伝子検査室2

結核菌の感染は、結核菌を排菌している患者様の咳により飛散する空気感染のため、医療関連施設では院内感染対策上極めて重要な病原菌です。
この機器の導入により、結核感染症の早期診断・治療及び迅速な感染対策が実施できるようになりました。
また非結核抗酸菌の約8割を占めるM.avium、M.intracellulareの検出も可能です。

遺伝子検査室2

HBV-DNA、HCV-RNA量の測定は、肝細胞でのウイルス増殖状態を知る上で最も重要な検査です。これによりB型、C型肝炎の感染診断の確定、治療法の選択、治療効果予測および治療期間延長の判断、治療効果判定まで幅広い目的で使用されます。
抽出機器を連結して使用しているため、核酸抽出から増幅測定までが短時間で測定可能です。

全自動遺伝子解析装置

全自動遺伝子解析装置

核酸抽出・精製・増幅・分離・検出を全自動で行います。
COVID-19、結核菌群、非結核抗酸菌(M.avium、M.intracellulare)の検出が短時間で可能です。