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マルチスライスCT
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更新日:2022年4月18日更新
当院では平成25年(2013年)5月より、マルチスライスCTを導入しました。
検査内容
短い撮影時間
検出器をたくさん備えているため、短時間に広範囲の鮮明な画像が撮影できます。
一度に全身を撮影することもでき、CT検査のために何回も病院に足を運んだり、入院期間が延びたりすることがなくなります。
小さな病変も逃しにくくなり、精密検査のほか、肺癌検診などにも役立ちます。
また撮影時間が短くなるために、これまでより楽に検査を受けていただけます。 加えて、患者さまの被曝を低減する機能も向上しています。
鮮明な画像
従来タイプのCTでは横切り画像を主体に診断を行っていましたが、マルチスライスCTでは鮮明な縦切り画像をコンピュータですばやく合成できるようになりました。これにより診断能力がアップしています。
また、コンピュータグラフィックス技術を駆使して、視覚的にわかりやすい立体画像を作成する機能がついています。
応用力の向上
従来のCTでは心臓自体の拍動によるブレのため、心臓の鮮明な画像を得るためには心拍コントロールが必要でした。
本装置では、2管球での同時撮影により、遮断薬による心拍コントロールの前処置が不要になったため、検査の所要時間も短縮されました。
この装置の導入により、循環器領域における診断と治療効果判定の質の向上につながったと評価しています。
画像紹介
腹部の縦切り画像です。
肺の縦切り画像です。
心臓の血管です。
腹部大動脈です。
頸部の動脈です。
頭の中の動脈です。